婦人科疾患
- HOME
婦人科疾患
婦人科疾患
子宮頸管ポリープとは、子宮の入り口にできる良性の腫瘍の一種です。多くは1cm未満の小さなものですが、2cm以上の大きなものや複数できることもあります。ポリープの多くは良性で、がん化することはまれですが、症状がある場合や大きい場合は切除がすすめられます。
無症状の方が多く、定期健診や不正出血の精査で偶然見つかることもあり、比較的よく見られる婦人科の病変です。
子宮頸部異形成(しきゅうけいぶいけいせい)とは、子宮の入り口にあたる子宮頸部の細胞に異常がみられる状態を指します。これは「がん」ではありませんが、放置するとごく一部が将来的に子宮頸がんに進行する可能性があるため、注意が必要です。
異形成は“がんになる一歩手前の段階”とされますが、多くの場合は自然に治ることもあり、すぐに手術をする必要はありません。定期的な経過観察や適切な対応を行うことで、子宮や健康を守ることが可能です。
異形成には細胞変化の層の深さによって軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成(CIN3)に分類されます。
CIN1の60%は1~2年の間に自然消失し、10%程度が進行すると言われています。
CIN2の場合は40%が1~2年の間に自然消失し、20%程度がそのまま進行します。
子宮内膜症は、通常は子宮の内側に作られる子宮内膜組織が、それ以外の場所に作られてしまう病気です。何らかの原因によって、子宮内膜に似た組織が子宮内腔以外の場所に発生し、炎症や癒着を引き起こすことで痛みが生じる疾患です。
子宮内膜が子宮内腔から外に排出され、卵巣や卵管・子宮の筋肉や腹腔内に存在することで様々な疾患が生じることがあります。
子宮内膜が卵巣に発生するとチョコレート嚢腫(内膜症性嚢胞)、子宮の筋肉内に発生すると子宮腺筋症、また子宮や付属器以外の部分に内膜が発生すると異所性内膜症を引き起こすこともあります。
子宮筋腫とは、子宮の平滑筋に発生する良性の腫瘍で、生殖年齢の30~40%程度の女性に子宮筋腫があると言われています。
エストロゲン(女性ホルモン)が関与する疾患なので、閉経後に徐々に小さくなっていくこともあります。良性の腫瘍のため、命にかかわる病気ではありませんが、ごく稀に悪性腫瘍である子宮肉腫が見つかる場合もあります。
良性の腫瘍であっても、ひどい生理痛や貧血の原因となり、日常生活に支障をきたす場合もあります。また、子宮筋腫の影響で出産時に出血が多くなることもあり、子宮筋腫の位置によっては不妊の原因となる可能性もしばしばあります。
子宮筋腫による自覚症状がないこともあるので、全く症状が無く、健康診断やたまたま診察した際に見つかる事も少なくありません。
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんです。
早期発見で治療可能な疾患でありながら、初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な検診が重要です。
子宮体がんは、子宮の内側にある「子宮内膜」と呼ばれる部分にできるがんで、特に閉経後の女性に多く見られます。最近では食生活の変化や肥満、ホルモンバランスの乱れなどを背景に、若年層での発症も増えています。
以前は子宮がん全体の10%ほどでしたが近年増加傾向にあり、現在では子宮がん全体の30~40%の割合を占めるようになってきています。
子宮体がんは早期に発見できれば高い確率で治療可能ながんであり、日ごろからの意識と定期的な検査が重要です。
卵巣とは子宮の左右各1個ずつある臓器で、この卵巣にできたものを卵巣腫瘍(らんそうしゅよう)といいます。
卵巣腫瘍とは卵巣にできる“しこり”の総称で、良性(卵巣のう腫)のものから悪性(卵巣がん)まで幅広く存在します。
女性の体内でホルモン分泌や排卵を担う卵巣は、通常は小さな臓器ですが、腫瘍ができることで大きく膨らみ、症状が出たり手術が必要になることがあります。
特に初期は無症状のことが多く、定期検診や健康診断で偶然見つかるケースも少なくありません。
膣炎(ちつえん)とは、膣内に炎症が起こる状態を指し、かゆみやおりものの増加、におい、灼熱感、痛みなどの症状が現れます。膣内はもともと自浄作用によって清潔に保たれていますが、細菌や真菌(カビ)、ウイルス、化学的な刺激などによってバランスが崩れると炎症が起こりやすくなります。
年齢や体質、ストレス、ホルモンバランスの変化なども膣環境に影響を与え、症状のきっかけになることがあります。膣炎は多くの女性が一度は経験する身近なトラブルであり、正しい知識と早めの対応が大切です。
バルトリン腺膿瘍(のうよう)とは、腟の入り口にある「バルトリン腺」という分泌腺が細菌感染を起こし、膿がたまって腫れてしまう状態です。
バルトリン腺に細菌が入り込み炎症を起こした状態がバルトリン腺炎であり、バルトリン腺炎がさらに進行し内部に膿が溜まった状態がバルトリン腺膿瘍です。
左右の陰唇の内側にあるバルトリン腺は、性行為時の潤滑液を分泌する働きがありますが、開口部が詰まったり感染したりすると膿瘍(うみのたまり)が形成され、痛みや熱感、腫れを生じるようになります。
〒236-0027神奈川県横浜市金沢区瀬戸16-32 THE PLACE八景4階
tel.045-342-5133